【全力で悲しむことでの癒し】Ravel ピアノトリオ三楽章
悲しみに浸りたい時のBGMに全力でレコメンドしたいのがこの曲
私が敬愛するフランスの作曲家、モーリス・ラヴェル先生のピアノトリオ、中でも三楽章(パッサカリア)がイイ!\(^o^)/
低音の深い、何か諦めたようなピアノの旋律で始まり、それにチェロが、バイオリンが同じ旋律を重ねます。
繰り返されるパッセージは、続いていく変わらない深い悲しみを表しているかのよう。
これを聴いていると
ああ(TдT)
もしかして私、世界一可哀想かも
という気持ちに浸ることが可能です。
これは、ストレスコーピングにあたっては非常に効果的だと個人的には思います。
この曲を聴いて、号泣しながら可哀想な私を演じる大女優になりましょう。
私、こんなに思ってるのに…
頑張ってるのに…健気、けなげだわ
世界一で一番…はおこがましいかしら
でも、杉並区では多分一番可哀想、
ああ、もうこの悲しみたるや!
ぐらい枕を濡らしながらやりましょう。
曲の効果で、どんなに個人的で矮小でくだらない悲しみも
なんだか高尚なものに思えてくるでしょう。
10分もすると、その舞台の視聴率の低さと
かけたエネルギーに対しての状況の変化のなさに、少しづつ気づき始めるはずです。
あれ?めっちゃ気持ちいいけど、
可哀想でも特に意味はないかもー\(^o^)/
と気づいたら勝ちです。
あなたは自分の力で悲しみというストレスを克服しました。
悲しみのヒロインであることのくだらなさを悟ったのです。
悲しいときは心底悲しむこと。
これが究極の自立だと私は思います。
かなり効果的なエクササイズだと思いますが
個人差や効果差はもちろんあります。
でも、日常のちょっとした悲しみやストレスはこれで解消するはず!
つまりこういうこと
傷ついた!深く傷ついた!悲しい
↓
ラヴェルのピアノトリオ聴く
↓
何だかすごく壮大に悲しい!
↓
自分、なんかすごい可哀想!
↓
泣く、大女優大男優になって泣く
↓
だんだん疲れてくる
↓
悲しむのとか疲れるからやめる
↓
\(^o^)/
有名な哲学者も、喜び方が足りない
といっていたように
みんな、悲しみ方が足りないんですyo
1.2.4楽章ももちろん素晴らしいので聴いてみて下さい。
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